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スポーツを通じた学びと居場所づくり

鹿野 努
雲南市木次町生まれ。高校を卒業後、県内企業に就職。現在は奥出雲椎茸に勤務。亀嵩地区在住。

町内唯一の野球スポーツ少年団「奥出雲レッドリーブス(旧仁多野球少年団)」で監督をしています。野球チームがなかった頃「子どもたちが野球を学べる環境がほしい」という声に押されて前監督が立ち上げました。前監督の異動に伴い、監督を引き受けることになりました。

指導との兼ね合いで勤務時間を見直し、その結果現在の会社で働くことになりました。職場では主に椎茸菌床の製造や品質管理を行っています。

レッドリーブスについて
町内小学生が対象で、現在の部員数は14人です。活動日は毎週水曜日と木曜日、休日は練習試合や大会に出場します。県内には約100の野球チームがあり、県大会出場のためには雲南地区、そして出雲地区大会で上位に入賞しなければいけません。チームを卒業後は出雲地区の野球チームに入団する子が多いです。中学の部活と両立する子もいれば、野球一本で続ける生徒もいます。

仕事と監督業では、時間の使い方を意識して活動をしています。事前に家内としっかり話し合いをしたこともあり、家族も協力してくれています。自分の子どもにも野球を習わせたり、練習後に家族サービスの時間を作るなどをして、子どもたちとの時間を作っています。

やりがいは、やはり子どもたちの笑顔や成長した姿を見ることです。親御さんからは「野球技術だけでなく精神的な成長に繋がりました」とお礼を言われることもあります。野球を通じて子どもが成長したエピソードを新聞記事に掲載していただいたこともあります。知らされていなかったのでとても驚きました(笑)

他スポーツ少年団の監督さんと交流する機会を持つこともあります。自分も含め、ほとんど無償で指導を行っています。普段の子どもたちの様子やチームの活動状況、指導方法の共有を行ったりします。少子化の影響でチームの存続が難しくなっているという課題はどのチームも抱えています。チーム間で子どもたちの取りあいをしないよう意識しています。

野球に限らず、スポーツをすることは子どもたちが自分の考えを持ち、自分から行動する機会を作るきっかけになります。例えば試合でピンチの時、どうしたらその問題が解決できるのか、子ども自身で考えなければいけません。そういった経験が成長のチャンスとなります。監督に就いてから6年が経ちますが今後もできるだけ長く監督業を続け、子どもたちの成長を見守りたいと思います。

レッドリーブスでは体験会を行ったり、チラシ配布や親御さんの口コミ等を通じ入団募集を行っています。チームへの入団は、学校と家以外の場所で繋がりを作るチャンスになります。少年団には小学校1年生から6年生まで、町内各地区の子どもたちが集います。練習試合では出雲や広島のチームと行うこともあり、子どもたちや親御さんの交流の場になっています。興味のある方は是非見学に来てください。

奥出雲椎茸について
http://www.oishiitake.com/
奥出雲レッドリーブスについて
http://nitabaseball.com/


2018.01.14

有限会社奥出雲椎茸 奥出雲レッドリーブス監督   鹿野 努

特定非営利活動法人ただも  平井 千夏

今年度最後の記事投稿となりました!ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました^^

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