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そばで三井野原(みいのはら)の魅力を発信

 

【プロフィール】

 

名前 田尾海星(たお かいせい)さん

 

奥出雲町八川(三井野原(みいのはら))生まれ。26歳。

実家は三井野原高原野菜をつくる農家で、ドライブイン三井野と、冬は子ども向けのファミリースキー場も経営する家に育つ。

高校は、出雲農林高校に進学し寮生活を送り、卒業後、山県そばでそば打ち修行の道に入り、7年間修行し今年独立。

実家が経営していたドライブイン三井野にて今年4月「高原そば壱心」を開業。

 

 

田尾海星さんはMagazine登場2回目です。

1回目のMagazineは下記ページよりご覧いただけます。

そばで奥出雲の魅力を発信 – 奥出雲町定住支援サイト Deep Town Okuizumo (deep-town-okuizumo.jp)

 

 

【今の仕事に出会ったきっかけは?】

 前回もお話しましたが、今の仕事に出会ったきっかけはEXILE(エグザイル)です。

 EXILEのジャージを見に山県そばに行ったときに、西澤社長に声をかけていただきましたが、それまでそばは特別好きということではありませんでした。しかし以前から、奥出雲町はそばどころであることや、秋の新そばまつりの時には町内大変なにぎわいがあることや、手に職をつけることに少し憧れを抱いていたこともあったので、考えた末に山県そばで修行を始めました。

 

 

【そば打ちについて】

 そば打ちはやり始めてみると、奥深さがあり、そこが面白くのめりこんでいきました。特に水回しのときの水加減が、その日の天気、湿度で変わるので、山県そばの西澤社長にも教わりましたがそこが一番苦労しました。

 今回、開業にあたり、できるだけ地元産を使いたいと思い、そば粉は、父が作った三井野原産のそば粉と町内産のそば粉を使っています。

 そばつゆについても、醤油は町内の森田醤油さんの醤油を使っています。開業に合わせ自分なりに試作を重ねオリジナルのそばつゆを作りました。

 

 

 

【開業して2か月たちましたが手ごたえは】

 予想以上にお客さんにお越しいただいています。特に町内の方にお越し頂いて驚いています。

 来られた人の中には、昔、ドライブインだった頃から知っている方もおられ、ドライブイン時代の懐かしい話をしてくださる方もいます。

 自分もドライブインは活用したいと昔から思っていたので、その夢が実現できたことがすごく嬉しいです。

 

 

【お店の売りや今後の展望など】

 お店は客席の3方が窓なので、三井野原高原の景色を楽しんでいただけること、木次線が店のすぐ横を通り、トロッコ列車もすぐそばを通るというこのロケーションも売りです。

 これからの季節は、そば畑をみながら、そばを楽しんでもらえるようにもなります。

 またメニューの方も、三井野原の野菜を使った炊込みごはんと小鉢をセットにしたそば定食や、季節ごとの野菜を使ったメニューを増やしていきたいと思っています。

 また、食後のデザートとして、地元のお菓子を提供できたらとも考えています。

 とりあえずやってみないとわからないし、新たに始めるわけなので、いっぺんにはできないけど、何事もチャレンジしていきたいと思っています。

 

 

【大切にしていること、モットー】

 三井野原の人口も減り18世帯58人しかいません。小学生5人の次に若いのが自分になります。

 昭和の開拓村としてスタートした三井野原を次世代につなげるためにも、そば屋を通して三井野原のことを皆さんに少しでも知ってもらい、活性化につなげたいと思っています。

 

 

【奥出雲町の好きなところ、好きなスポット】

 お気に入りのスポットは「奥出雲鉄の彫刻美術館」の後ろ、山をちょっと上がったところにある「展望台」です。

 

◎お問合せ先など

高原そば壱心

島根県仁多郡奥出雲町八川2965-6

電話(FAX兼) 0854-52-0543

 

 

 


2023.07.03

田尾 海星

山田直樹

田尾海星さんは、Magazine2回目の登場です。1回目のときに語っておられた、「いずれは三井野原でそば屋を開きたい。」という想いを見事実現されました。今後は、そば屋を通して三井野原の活性化につなげたいという想いが少しでも叶うのではないかと期待しています。

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