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子育てしながら地域医療を支える 小林さん夫妻 前半~暮らし編~

【プロフィール】

小林 健太 (こばやし けんた)

出身地:島根県松江市  職業:診療放射線技師  勤務先:町立奥出雲病院  

小林 絵美(こばやし えみ) 

出身地:島根県(出雲市)  職業:看護師(認定看護師) 勤務先:町立奥出雲病院

 

表記形式

小林健太さん:健太さん

小林絵美さん:絵美さん

インタビュアー:記者

 

今回は奥出雲町にIターンで移住されてきた小林健太さん・絵美さん夫妻のお宅にお邪魔してお話を伺ってきました!

記者:こんにちは!今日はよろしくお願いします

健太さん絵美さん:よろしくお願いします!

 

<YOUはなぜOKUIZUMOへ?>

記者:健太さんの経歴について教えてください!

健太さん:東京都生まれで、1歳半頃に松江市に移住してきました。出身校は松江工業高校の機械科です。高校を卒業後はすぐに松江のトラック架装業者に就職したのですが、①もっと面白い仕事をしてみたい②機械が好きなこと③父親が診療放射線技師ということもあって、診療放射線技師になろうと思い、仕事を辞めて専門学校を受験することを決意しました。それからは学校費用を捻出するために、日中は法面工のアルバイトをしながら、夜間は家庭教師を受けて受験勉強をしていました。20歳のときに大阪の診療放射線技師の専門学校に社会人入試で入学しました。

記者:すごいですね!日中仕事をして、それから夜間は勉強って大変だったんじゃないですか?

健太さん:受験時期より入学してからの方が大変でした(笑)。専門学校は夜間部だったので、日中アルバイト(朝8:00~17:00)をして、夜間は学校で勉強(17:15~21:00)という生活を約4年間していました。その後無事に国家試験に合格しました。

記者:すごくハードな生活を送られてきたんですねー!その後はどうされたんですか?

健太さん:卒業後は島根県に戻って就職したかったのですが、当時はマンモグラフィが全国的に普及し始めた時期で、出身地の松江市内は女性の診療放射線技師ばかり募集されている状況でした。当時たまたま知り合いを通じて奥出雲病院で男性の放射線技師の募集があることを知って、奥出雲病院に応募し、就職しました。

記者:さまざまな経験をされて奥出雲町にいらっしゃったんですね!びっくりしました。それでは絵美さんの経歴を教えてください。

絵美さん:出雲市出身で、出身校は大社高校です。

記者:看護師さんということですが、なぜ看護師を志したのですか?

絵美さん:もともと看護師になりたいとは思っていなかったのですが、実家のそばに島根県立看護短大が当時設立されたから?(笑)

健太さん:絵美さんは元々何になりたかったの??

絵美さん:なりたい職業があったわけではないけど、英語が好きだったので英語を活かした職業に就きたいと考えていましたが、その後に人の役に立つ仕事に就きたいと考えるようになり、家族からの勧めもあって看護師になることを決めました。それから島根県立看護短期大学に入学しました。

記者:就職はどこでしようと思ったのですか?

絵美さん:島根県内での就職を考えていました。実家から通える出雲市内の医療機関を当初は考えていましたが、看護学生の卒業研究の実地研修を町立奥出雲病院(当時:仁多町立仁多病院)で行いました。その時に病院建物が新築して間もないころで、すごくきれいな建物で良いなあと思ったのを覚えています。また、大学時代の同級生も奥出雲病院に就職するということもあり、さらに面接時の当時の院長先生の人柄に惹かれたのもありました(笑)。

 

 

<奥出雲での生活>

記者:初めて奥出雲で生活してみてどうでした?

健太さん:正直結婚するまでは、奥出雲は嫌いじゃないけどずっと住む理由もないなと思っていました。でも結婚を機に、もう奥出雲で住むという選択肢以外ないなって思うようになりましたね。

記者:不便だと思わなかったんですか?大阪や松江市と比べて雪の量とかすごいじゃないですか?

健太さん:夏は暑く、冬ははっきりしてるほうが好きなので(笑)。奥出雲の生活は苦では無かったですね。

絵美さん:田舎が好きだったし、のんびり自分のペースで生活できるので苦じゃないし、松江や出雲までもそこまで遠くないし、奥出雲の友人たちと広島へ買い物に行くのも楽しかったなあ(笑)。

記者:お二人はいつ頃結婚されたのですか

絵美さん:2010年ですね。

記者:お二人はどうやって知り合ったのですか?職場は一緒ですけど、部署が違うからあまり職場内で会うことはないですよね?

健太さん絵美さん:職場内の地区職員会がきっかけだったかなあ・・・?(笑)  まあそういうことにしておきましょう!!!(笑)

記者:お子さんが生まれてから、生活はどう変わりましたか?

絵美さん:第一子が生まれたときは不安でしょうがなかったです。でも、自分自身より大切なものができるという初めての経験でした。

健太さん:子どもが生まれたことをきっかけに家を建てようと決心しました。それまではアパート暮らしだったのですが、子どもには自由にのびのびと成長してほしかったんです。最初は空き家も探していたんですけど、良い物件がなくて。ご縁があって見晴らしの良い土地を紹介してもらえたので、そこにマイホームを建てました。それまでは、何千万円もかけて家を建てるという心情が理解できなかったです(笑)

記者:ただでさえ家を建てるって覚悟が必要で、ましてや自分の出身地以外の地に家を建てるって相当な覚悟が必要だと思うんですけど、生涯を奥出雲町で過ごすっていうことなんでしょうか?

健太さん:絵美さんと結婚するときにライフプランを話し合ったのですが、住む場所を①松江市(健太さんの実家)②出雲市(絵美さんの実家)③奥出雲町に残るという3つの選択肢を当時考えたんですよね。

記者:ではなぜ奥出雲に残ることに決めたのですか?

健太さん:絵美さんが「奥出雲に残りたい」と即答したのを鮮明に覚えていて、自分は絵美さんの意志を尊重しようと思っていたから、その言葉で「奥出雲で生きていこう」と迷いが無くなりました。

絵美さん:人間関係も含めて職場が好きだったからですね。

記者:お子さんが生まれてからご両親の協力とかあったのですか?

健太さん絵美さん:松江や出雲から互いの両親が助けに来てくれたので非常に助かっていました。

健太さん:夫婦二人で共働きだとなかなか大変でしたね。

絵美さん:奥出雲町の幼児園も充実していて、先生たちも親身になって相談にのってくれるし、地域の活動にも積極的だし、幼児園の先生が私のお母さんみたいな感じで安心して任せることができました(笑)。

健太さん:看護師さんたち医療従事者が働きやすくするために、職場で院内保育所を設立してもらったのはすごくありがたかったです。自分の部署の当時の上司もすごく子育てに理解があって、子育てしながら仕事に専念できるようさまざまな配慮をしてくださったのを覚えています。

【備考】奥出雲町では、保育園と幼稚園の両方の機能を持った施設を「幼児園」といいます。

院内保育所にて(小林さんのお子さんが第1期生でした)

 

絵美さん:子どもが生まれて、職場のみんながバックアップしてくれたのをよく覚えています。あとは、奥出雲町は18歳までの医療費が無料で、しかもほとんどの予防接種費用の自己負担がないのはすごくありがたいです。奥出雲町の子育て支援はすごく手厚いと思います!

健太さん:職場もだけど、相談しやすさや費用の面など、奥出雲町の子育て支援が手厚いのは本当に助かりましたね。

記者:奥出雲町での友人などはできたのですか?

絵美さん:子どもが生まれてから特に保護者つながりで友人がすごく増えました! 子どもが幼児園に入る前までのところで、保育士さんたちが奥出雲町内で出前保育をしておられて、いろんな出前保育に参加させてもらっているうちにママ友もすごく増えましたね(笑)

健太さん:子どもが生まれるまでは職場関係の友人ばかりでしたが、幼児園の保護者会の役員などをさせてもらってからいっきに職場外の友人が増えて、新しいコミュニティもできましたね。

記者:子どもたちが育っていく環境として奥出雲町はどう感じられますか?

絵美さん:子どもたちにとっては良い環境だと思いますね。子どもたちが小さい頃はわくわくプールやみなり遊園地によく行きました!

健太さん:県外の遊園地に家族で出かけるときに、子どもたちに「みなり遊園地が良い!!」って言われて、良い意味で困ってしまったこともありました(笑)

記者:非常にアクティブな小林さんですけど、他にもなにかされているのですか?

健太さん:2023年からは登山にはまっちゃって、家族で登山を楽しんでますね(笑)

記者:奥出雲町は雪の量も多いですけど、冬もスポーツとかされるのですか?

健太さん:ウインタースポーツもしますね!子どもたちと三井野原スキー場に行ってスキーをしますよ! 子どもたちは小学校でスキー教室があって、それがすごく楽しかったみたいで、家族で三井野原スキー場に行くようになりましたね。

絵美さん:家から近いし、リフト代やスキーウェアのレンタル代とかもすごく安くて、子どもが小さいときは家族でよく行きました(笑)

記者:小林さんのご自宅の庭にサッカーボールやゴールがありますけど、サッカーもされるんですか?

健太さん:そうですね。長男がボールを蹴るのが好きで、毎日幼児園から帰ってきてから庭でサッカーボールを蹴ってましたね。長男が最初は蹴るのが下手だったんですけど、毎日やっているからだんだん上手になって弾丸シュートを打つようになってきたんですよね(笑)

記者:小林さんのご家族仲良いですね!健太さんはサッカー経験者なんですか?

健太さん:中学校の頃はサッカー部でした

記者:なるほど!長男さんは今小学生になられてますけど、今も庭で長男さんとサッカーをやっているのですか?

健太さん:長男もですけど、長女や次女もやりますよ(笑)

絵美さん:私はサッカーはできません(笑)

記者:お子さんたちの成長ぶりはどうですか?

健太さん:上手になってきたけど、まだまだ子供には負けません(笑)

記者:お子さんたちの成長が楽しみですね!

 

次回は、後半~仕事編~を掲載します!

子育てしながら地域医療を支える 小林さん夫妻 後半~しごと編~

 

【町立奥出雲病院からのメッセージ】

町立奥出雲病院では看護師を募集しています。

Uターンや Iターンなど都会からの移住も大歓迎です。

気軽なご相談、お待ちしております!

 

〒699-1511 島根県仁多郡奥出雲町三成1622−1

町立奥出雲病院 病院総務課 TEL:0854-54-1122


2023.12.12

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