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料理でまちに笑顔を・元気を・賑わいを。
地域とともに歩む。

落合友紀子さん
【プロフィール】
奥出雲町生まれ、奥出雲町育ち
短大卒業後、雲南市で3年間勤めて、奥出雲町へUターン
結婚し、三沢地区に。8月に金吉屋(三沢町)に『ともに食堂』をオープンされる3児のママさん

◆料理を好きになったきっかけはなんですか?
子どものころからぜんぜん料理に興味がなく、あまり料理をしたことがなかったです。
短大に行ったときに、一人暮らしだったので、はじめてつくった「みそ汁」を友達に食べてもらったんです。そしたら「こんなまずいみそ汁つくる人はじめて」と言われました。
一人暮らしだったので、しぶしぶ料理するようになりましたが、それでもあまり料理することに興味は沸かなかったですね。一応、短大を卒業してから管理栄養士の資格を取りました。
そんな感じで料理をつくるのはそんなに好きではなかったんですが、結婚して、旦那さんや子どもたちが、私のつくった料理を「美味しい♪美味しい♫」と喜んで食べてくれる姿を見て、もっともっと食べてもらいたいと思って、だんだん料理をすることが好きになっていきました。
冷蔵庫に残った食材を使って、いろいろな組合せにアレンジして美味しい料理できたときはうれしくて、だんだん料理することが楽しくなってきて、今では、他の方のレシピやブログをみて料理を研究するようになりました。

ともに食堂OPENに向け、提供するメニューを試作中

 

◆「ともに食堂」をスタートされるきっかけは?
3人目を出産して、育児休暇中に〝NPO法人ともに″が古民家オフィスみらいと奥出雲で週1回買い物支援事業をするので、手伝ってほしいと声をかけてもらいました。その中で、ご飯をつくったりするのが趣味だということ話したら、「買い物に来られる地域の方に月に1回昼食会をやってみよう!」と〝NPO法人ともに″の吉川さんが企画してくれて、8カ月間週1回、買い物に来られた地域の方を対象に昼食会をさせていただきました。
8ヶ月間させてもらって、コロナ禍で昼食会はできなくなったけど、NPO法人ともにとして、これから配食サービスなどに力を入れていきたいということと、古民家オフィスみらいと奥出雲の横にある「金吉屋」というところが、リノベーション中で、キッチンスペースもできるということで、いろいろ模索しながら「ともに食堂」をスタートすることになりました。

金吉屋をオクリノ不動産と三沢の若者会がリノベーション中

 

◆「やってみたい」を「やってみよう」にみんなが”変換“してくれる
自分のことを人にしゃべるのは得意じゃなかったんですが、「おくいずもをつくる!!みんなのチャレンジスクール」に参加して、自分のやりたいことを考えて口に出してみんなの前で発表しました。
そうすると、実際に形になるようにサポートしてくれる人や場所に出会えることができました。
本当に不思議なんですけど、やりたいことを少しつぶやいたら、応援してくれる人が現れたり、協力してくれる人ができたりしたんです。
自分の「やってみたい」を、「やってみればいいじゃん」「やってみよう」って変換してくれて賛成してくれる。みんなに支えてもらって、応援してくれる人がいるから『ともに食堂』ができるようになりました。


◆ともに食堂はどんな場にしていきたいですか?
昔の『金吉屋』は商店で、人がたくさん集まる場所だったみたいです。
素人なので提供する料理はまだまだなんですが、気軽にふらっと立ち寄れる場になればいいし、落ち着ける場にしていければと思います。ゆくゆくは、私に会いに来てくれるような場になるといいなぁと思っています。
料理を食べてもらうより、あそこにいけば、みんなと話ができるし、知っている人に会える、みんなが笑顔に・元気になれる場所にしていきたいですね。料理はそういう場になる一つのツールでいいと思っています。

◆得意なメニューは「チキン南蛮」
チキン南蛮が得意です。自分も大好きだし、子どもたちも大好きなので、いつも「もっと美味しくつくりたーい!!」と思って、つくるので得意なメニューになりました。

◆奥出雲町三沢での子育ては、「アットホームで安心」
三沢地区がいいなぁと思うのは、人が少ない分、子どもたちが地域のお年寄りの方や大人たちと接する機会が多くて、地域で子どもたちをみてもらっているアットホームな感じで、いつでも安心していられる。親世代も仲が良くて、子どもたちも集まる大人になついていてすごくいいなぁと思います。

子育て世代が集って親子みんなで田植え体験

 

◆子育てで大切にしていることは「奥出雲を体感し思い出をつくること」
子どもたちに奥出雲で過ごした思い出をたくさんつくってあげたいです。
ディズニーランドとか遊園地よりも、田植えや稲刈り、田んぼの畦道で遊んだとか、みんなで流しそうめんしたとか、奥出雲でしか体験できないこととか、奥出雲でしか食べられないものとか、そういった体験・経験をたくさん体感させてあげたいです。

◆奥出雲町の好きなところ、好きなスポットを教えてください。
高校生のときは「こんな田舎やだなぁ」と思って奥出雲が嫌いで、奥出雲から出たかったです。
でも、今は、奥出雲が大好きです。
中でも、私の一番好きな場所は「三沢町の通り」が好きです。
この通りに来れば、知ってる誰かに会えるし、無駄にふらっと寄りたくなります。
子どもたちにとっても三沢地区をいつでも帰ってこれる場所にしていきたいと思います。
大きくなっても大人になっても。


私みたいな人でも「小さなつぶやき」からここまできたので、やってみたいことを口にすれば、なんとか実現はできると思います。あとは、応援してくれる人、協力してくれる人がまわりにいて、タイミングが合わないとといけないですけどね…
いよいよ8月に『ともに食堂』をオープンするので、ふらっと気軽に立ち寄ってください。美味しい料理でみなさんをお待ちしています。

金吉屋で、ともに食堂を一緒にオープンする㈱オクリノ不動産の糸賀さん(左)とNPO法人ともにの吉川さん(右)

 

〔お問合せ先〕
○ともに食堂 8月オープン予定(火・木 11時30分〜15時00分)テイクアウトあり
【場所】金吉屋(奥出雲町三沢499番地)
空き家であった「金吉屋」を三沢の有志の若い者会が一昨年の秋からリノベーションして作り上げている『みんなの「やりたい」を叶えてくれるレンタルandキッチンスペース』
【電話】NPO法人ともに:0854-54-0040


2021.06.18

落合友紀子さん

あべぱん

今回は三沢地区の小柄なのにパワフル、素敵な笑顔と料理でみんなを元気にしている落合さんにお話を伺いました。次回もお楽しみに!!

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