ディープタウン奥出雲-deeptownokuizumoは島根県奥出雲のUIターン・田舎暮らし・移住・定住・転職の情報サイト

一度は食べてみたい!
奥出雲の素材を活かした日本料理。

 

こんにちは。
移住・定住コーディネーターの磯田です。

今回は、奥出雲町横田にある日本料理店「和彩空間 たち花」の立花秀明さんに
奥出雲町の素材を使ったお料理のこだわりなどをお聞きしてきました。


―料理マスターズブロンズ賞の受賞おめでとうございます。山陰では立花さんが初めての受賞ということだそうですが、お気持ちはいかがですか?
料理人の中では権威のある賞なので、名に恥じない仕事していかなければならないと思っています。
※料理マスターズとは・・・農林水産省が日本の食文化に貢献している料理人を顕彰する制度。

―立花さんがお料理を出される上で気をつけていることや、こだわりをおしえてください。
いちばんは、やはり「お客さんに楽しんでいただくこと」です。
楽しんでもらうにはどうしたらいいか…難しいことですが、サービス面・食材・調理法すべてにおいて100%妥協しないことが大切だと思っています。

―立花さんが料理人になられたきっかけをおしえてください
祖母が飲食店を営んでいたからです。私が2代目なんです。祖母は戦後まもない頃から、焼き肉や居酒屋を経営していました。
私が店を継ぐことになり、松江で日本料理のいろはを習ってきました。

―和彩空間たち花では奥出雲町の食材をふんだんに使っていらっしゃいますが、
立花さんにとって“奥出雲らしさ”って何だと思いますか?
それは「田舎」です。この田舎を使わない手はないし、それを全面に出せばいいと思います。
都会ぶらない方がいいんです。でも、そこのバランスが難しいんです。

―今まで料理人としてやってこられて、特に印象的な出来事ってありましたか?
私が松江(城下町)から帰ってきて、お客様に出していたのは「京料理」つまり京風の懐石料理でした。
日本全国の選りすぐった食材で、心をこめて調理していましたが、なぜかお客様の反応がよくなかったんです。
どうしてなんだろう?と悩みました。今出している料理は、京都・松江でも食べられる。じゃあ「奥出雲らしさ」を表現したら変わるかなと思い、あるとき奥出雲の食材を使って出したらすごく反応がよかったんです!
なるほど、こっちなんだな。と認識しました。
地元食材を使った日本料理に洗礼を加えることが自分の仕事だと思っています。

―今後はどうしていきたいと思っていらっしゃいますか?次のビジョンなどがあればおしえてください。
島根県、また、特に奥出雲に来られる方が何を求めて来られるかをリサーチ・ブランディングし、食を通じて奥出雲を中心に島根県の良さを全国に発信していきたいです。

まっすぐなまなざしで料理について語る立花さん。
お客様を喜ばせるために、たくさんの努力を重ねてこられた方だと感じました。
後日、私は家族と一緒にお店を訪れ、四季のうつろいが感じられるお料理をいただきました。
一品一品、こだわりと誇りを持って作られているから、どれも美味しかったです。
立花さんが心をこめて作り出す日本料理を、一度食べに来てみませんか?

< 和彩空間 たち花 >
島根県奥出雲町横田1035-1
11:30~14:00/17:30~23:00
TEL 0854-52-1077  要予約 不定休


2019.05.20

|