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高校生が活躍!だんだんカンパニー!

こんにちは。
町内ライターの永江です。
今回は、奥出雲町の唯一の高校「横田高校」で活動する学生たちの様子をご紹介します!

横田高校では毎春、総合的な探究の時間に「だんだんカンパニー」という仮想会社が設立されます。
これは、地域と連携したキャリア教育の一環として2011年に始まったもので、毎年総合コースの2年生が「新入社員」として入社。
目的は、奥出雲の特産品の生産企画販売を通して、地域に貢献しながら社会人として必要な力を伸ばすことです。

これまでは、仁多米やそば粉、奥出雲の魅力を伝えるカレンダー制作など、自分たちで商品開発したものを10月の東京研修の際に販売してきましたが、今年度は新型コロナウィルスの影響でそれができなくなり、代わりにネット販売をすることになりました。

今回は、だんだんカンパニーの社員代表として、2年生の佐竹咲来さん(茨城県出身)にインタビューをしてみました。

―今年度は何を売るのですか?
奥出雲野菜(トマト、大根、ホウレン草、ニンジン)、仁多米、そば、椎茸、舞茸です。

―だんだんカンパニーでは、今どんな活動をしているのですか?
それぞれの班でパッケージや販売形態について考えているところです。商品のPR動画を作る班もあります。

私は奥出雲野菜の担当ですが、他の地域にはない奥出雲の野菜ならではの魅力は何で、それをどう伝えるのか、みんなで考えを出し合っています。先日は実際に奥出雲の農家さんのところに出かけて、インタビューをしてきました。

―実際に生産者さんに会ってみてどうでしたか?
私が行ったのはトマトを作っておられる奥出雲農園さんなんですが、「味はもちろんのこと、何よりも『安心・安全』を追求している」と聞いて感心しました。あと、トマトの旬は夏だと思っていたらそうではないと言われて驚きました。
実は春とか、秋の時期がいちばんおいしいんだそうです。他にもおいしい食べ方なども聞いたので、そういう情報も盛り込んだパンフレットのようなものを作られればいいなと思っています。

―何だか楽しそうですね。
そうですね。こういう授業がないと、生産者の方に直接会う機会ってなかなかないし、実際に話をするのは楽しかったです。
そうすることでますます「売りたい!」という気持ちが大きくなって、「どれぐらいの量がいいのかな」「どの組み合わせだと買ってもらえるかな」と細かいことまで考えるようになりました。みんなの意見がまとまらないということはないんですけど、新しいアイディアってすぐに浮かぶものではないので、その点では苦労しています。物を売ることの大変さをすごく感じています。

 

―ではネット販売について教えてください。
12月頃、「奥出雲ふーどじゃーにー」(奥出雲の食べ物の通販サイト)の中で、高校生も期間限定で販売する予定です。

―ちなみに、県外から来ている佐竹さんは奥出雲の食べ物についてどう感じていますか?
お米はあったかくても、冷めていてもおいしい。違ったおいしさがあります。また、舞茸は、ぷりぷりした食感が私の地元(茨城県)のものとはまるで違っていて、父も感動していました。
地元の子たちはこれが当たり前と思ってるかもしれないけど、すごく贅沢でうらやましいことだと思います!

―それでは最後に今後の予定と目標を教えてください。
今後は、実際に奥出雲野菜を使っておられる飲食店さんにインタビューをする予定です。
町外の人ももちろんですが、町内の人にも改めて奥出雲の魅力を知ってもらえるようにがんばりたいです。


2020.12.03

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