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JR出雲三成駅
居心地の良い駅を目指して

■プロフィール

奥出雲町出身。
雲南市内の高校を卒業後、地元企業である㈱奥出雲振興へ就職。
「亀嵩温泉玉峰山荘」で勤務をスタートしたが、その冬「出雲三成駅」へ(前任者の休職で、急遽転属)。
以後、切符の販売業務はもとより、奥出雲のサービスフロントの役割も兼ねてご活躍いただいている。


  

■仕事の魅力

実家のこともあり、就職は近くで、と考えていました。
駅の窓口は、今年で10年を迎えましたが、都度仕組みが変わるので、覚えておくことがたくさんあります。

普段から心掛けているのは、明るく、正確に対応すること。
特に、お年寄りの方など、遅延情報をお伝えする機会もあり、窓口を閉めたあとで、ちゃんと汽車に乗れたかな…、と心配することもあります。

この仕事は、普段話さない年代の方と話せるのが良いですね。
おかげさまで、色々と気にしてもらったり、休みの日とか、街なかで声を掛けてもらえるようになりました。

 
■変化したライフスタイル

仕事が休みの日は、買い物や、家のことを手伝ったりしています。

JRも、もちろん利用します。
木次線について、私は、通学で使っていなかったので、この仕事に携わるようになってからですが。

コロナ前は、横田に住む友人と、よくJRを使って旅行へ出かけていました。
東京にも、やくもと新幹線を乗り継いで行ったりしました。

私、足が地についていないと怖いんです!
時間は掛かりますが、空より、陸のほうが景色も良いですし。
楽しいですよ!

 

■心地良い駅づくり

駅の開窓は早い(朝7時)ですが、もう慣れました。
今から違う仕事は、もう無理かも…、体が合わせられないです(笑)。

ただ、大変なのは冬場の雪かきでして、通勤、通学で使われる町内の方のほか、観光客など、
この駅は多くの皆さんが利用されるので、怪我などがないよう周辺のことにも気を配ります。

私自身も、居心地の良い駅づくりを目指して、仕事に取り組んでいます。

 

■この町の良さとは

木次線については、最近、新聞などで取り上げられることが多く、状況を見守っています。
少しでも利用される方が増えるといいな、と思います。

定期券販売などで、地元の高校生と触れ合う機会も多いですが、
例えば、私から進路についてアドバイスするなら、一回、外に出てみるのもいい経験かな、ということです。
自分も高校の時に、少し外に出ているので。

戻ってくると、この町の良いところがきっと分かると思います。
人の温かさ、空気の良さ、食べ物の良さとか…。
駅に併設している「仁多特産市」の地元野菜も、新鮮でおいしいですし!

鉄道、バスの不便さや、車での買い物、祭りの多さなど、
どうしても、面倒なことばかりが目立ってしまうかもしれませんが、それもこの町の良さかと。

一人暮らしをしてみたかったり、一人の時間が欲しいときもありますが、
やっぱり、今は実家が良いかな(笑)。

 

 
【出雲三成駅】
住所:奥出雲町三成641番地
電話:0854-54-1043
営業:7:00~16:00

 

【仁多特産市】
住所:奥出雲町三成641番地
電話:0854-54-9250
営業:8:30~17:30

 


2021.07.01

安部由希子さん

【取材】地域づくり推進課 佐藤俊一

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