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奥出雲町の自然を楽しみ、ものづくりと向き合う。

こんにちは!
移住・定住コーディネーターの磯田です。

今回は、奥出雲町亀嵩で煤竹(すすだけ)の箸づくりをしながら、奥出雲暮らしを楽しむ若槻和宏さんに
お話を伺いました。

 

プロフィール

若槻 和宏(わかつき かずひろ)
昭和41年生まれ。高校まで奥出雲町で育ち、東京の大学へ進学。
卒業後は奥出雲町に帰省し、家業である『亀嵩そろばん』の営業を行う。
その後、2010年に亀嵩そろばんの軸に使っていた〝煤竹〟に着目し、『百年煤竹箸』を生み出す。

HP https://susudake-okuizumo.jimdofree.com/

連絡先 susudake.okuizumo@gmail.com
                090-3747-7922

早く帰ってきて父の手伝いをしなくては・・・
 

東京の大学まで出させてもらって、親への感謝の思いから東京で就職するのではなく地元に戻って父の家業を手伝おうと思い、卒業後はすぐに奥出雲町へ帰ってきました。
そろばんの営業で全国を回っていたのですが、少子化IT化に作り手の高齢化など、需要と供給に将来への不安と危機感を感じるなか、そろばんの軸に使われる煤竹の存在に着目したのです。
このまま寝かしてあっては何の価値も生まないし、何か活かさないと代々集めてくれていた先代に申し訳ないと思い、これを活かしたモノづくりを模索したのです。
「毎日使えるもの」「飾って眺めるものではなくて、手に触れるもの」
って何かなぁと考えました。そうしたら、いちばん身近な道具ってお箸だということに気が付いたんです。
今では、全国の百貨店の催事にも呼ばれるようになり、たくさんのご縁をいただきながら唯一無二の煤竹箸を作り続けています。

 

 

 

若槻さんの奥出雲ライフ

毎日のウォーキングは欠かしません。
ウォーキング中には可愛らしい山野草などを見つけて田舎ならではの暮らしを楽しんでいます。


ユキノシタ。何気なく歩いてると気が付きませんが、どんな発見があるんだろうとキョロキョロしながら歩いています。


雨の後の大きなしずくに感動!まん丸なガラス玉ちょこんと。まるで目玉のよう。自然は面白い!

近所で撮った蛍の光。亀嵩は蛍がたくさん見られる地区のひとつでもあります。

 

地元の山菜を使った料理も楽しんでいます。

たけのこご飯に山椒を添えて。毎日、妻と母が山や畑で採れた野菜を使っておいしい料理を作ってくれます。

 

本当は秘密にしたい!奥出雲町のおすすめスポット

上三所にある城山です。山道をぐるぐると登ったところにあり、仁多地区を見渡すことができ景色は抜群です!
車道が山頂まで通じているので、景色を楽しむだけに登ってきても良いですよ。
(私も子どもの頃、家族とよく城山の山頂でピクニックをしていました。水筒にお茶、お弁当におにぎりを入れて、家族とのんびりとした〝奥出雲時間〟を楽しんでいました)

 

亀嵩にある玉峰山の雄滝もおすすめ。空気が凛としていて、ひんやりします。
観察路入口は、キャンプ場駐車場の奥です。登山口を上がるとすぐに雄滝があります。

 

〝四季のうつろいを五感で感じられる〟それが奥出雲町。

味覚はもちろんですが、目で見る色の変化、花の香りや刈草が日に焼ける香ばしい香り、雨の香り、雪の香り、風の香りなど匂いで感じる季節感などなど、豊かな自然だからこそ全身で感じることができるって、本当にありがたいことだなぁと思います。

 

 

田舎にいるからこそ向き合えた〝ものづくり〟

こんな田舎にいても、発見もあるし、出会いもあるし、田舎にいるからこそ素材と向き合えた。
田舎にいるから時間もあるし、都会にいて通勤2時間を使うより、田舎にいて自由な時間の中でものづくりができるって本当にありがたいと思います。

若槻さんのお話を聞く中で、自然の中で生きられるありがたさを再確認しました。
おいしい食べ物と、美しい景色が楽しめる奥出雲町へ来てみませんか?
みなさんのお越しをお待ちしております。

 

 

 


2020.06.25

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